SFTS(マダニ感染症)
について
お散歩や農作業をする方、
ペットを飼っている方は必ず知っておきたい病気です。
1. どんな病気なの?
SFTSは、野外にいる「マダニ」に刺されることでうつる危険な病気です。
💡イラストの解説:吸血と脱皮を繰り返す一生
マダニは一生の間に「卵 → 幼ダニ → 若ダニ → 成ダニ」と姿を変えます。成長の各段階で必ず動物の血を吸う必要があり、そのたびに病気をうつす危険性があります。
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産卵・幼ダニ
お腹いっぱい血を吸った(飽血した)雌ダニは、地上に落ちて数千個もの卵を産みます。卵からかえった小さな「幼ダニ」は、草むらで動物を待ち伏せし、寄生して血を吸います。血を吸い終わると地上にポロリと落下し、脱皮をします。
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若ダニ
脱皮して少し大きくなった「若ダニ」は、再び通りかかる犬や猫などの動物に寄生して血を吸います。そしてまたお腹がいっぱいになると、地上に落下して脱皮します。
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成ダニ
最終的に「成ダニ」になり、三度目の吸血を行います。雌ダニは吸血すると元の体の何倍もの大きさ(写真左上のグレーの状態)になり、再び地上に落ちて産卵を始めます。
家の中にいるホコリのダニとは違い、肉眼ではっきり見える大きさ(数ミリ〜1センチ)をしています。
主な症状(刺されてから1〜2週間後)
- 🌡️ 38度以上の高い熱が続く
- 🤢 強いだるさ、吐き気、下痢
※高齢の方がかかると重症になりやすいため、特に注意が必要です。
2. どこで発生しているの?
もともとは西日本で多い病気でしたが、最近は関東や北海道など、東日本でも見つかっています。「自分の住んでいる場所は大丈夫」と油断しないことが大切です。
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3. 大切な犬や猫を守るために
犬や猫もマダニに刺されると感染します。とくに猫は感染すると命に関わるほど重症になりやすいです。
また、感染したペットの「涙・鼻水・おしっこ」などから、飼い主さんに病気がうつってしまった事例も報告されています。
ペットを守る2つの約束
① 外に出さず、家の中だけで飼うこと
② 動物病院で「ダニ予防のお薬」を定期的に飲ませること
4. もしマダニに刺されたら?
絶対に自分で
引き抜かないでください!
マダニは皮膚に深く噛み付いています。無理に取ろうとすると、頭だけが皮膚の中に残ってしまい、化膿や感染の原因になります。
マダニがついたままの状態で、すぐに「皮膚科」や「外科」などの病院に行って取ってもらってください。(ペットの場合は動物病院へ)
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※受診の前に、必ず電話で「ダニに刺された」と伝えてください。
📸 便利なツール:これってマダニ?
服やペットに虫がついていた時、「これってマダニ?」と思ったら、写真を送ってAIに判定させてみましょう。
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